【書籍レビュー】お金2.0
最近ヒットしている「お金2.0」を読みました。ざっくり内容をまとめると、今までの貨幣だけを中心に回っていた経済のあり方が変わっていくというものです。では、どのように変化するのか。
筆者は、現物の貨幣以外の経済圏が複数誕生し、私たちはどれかの経済圏を選んで生活していくだろうと説いています。
噛み砕いていうと、最近話題のクラウドファンディングやVALUなどは、人々の期待や信用で成り立っている経済圏です。何か仕事をした対価としての賃金というシステムとは異なるものと言えます。筆者は、こうした新たな経済圏がテクノロジーの発展によってどんどん生まれてくるだろうと予測しています。
そのような社会で生きる上で必要なマインドとはなんでしょうか。筆者によると、情熱を持つものがより活躍できる世の中になります。
決められた仕事をこなす人間より、情熱をもって何かをしている人間が世間では評価されやすい世の中が来るかもしれませんね。
【書籍レビュー】日本再興戦略
落合陽一さんの「日本再興戦略」を読みました。
これからの日本を文化や制度、教育やテクノロジーなどさまざまな観点から論じています。
著者は、「欧米」というヨーロッパとアメリカをごちゃ混ぜにした概念を批判しています。そして、これからは日本の文化を見直しながら、日本に合った改革が必要と説いています。
ワークアズライフやデジタルネイチャーなど、将来の日本を考える上で目から鱗な話が詰まっていて良書です。
【今週のニュース】北朝鮮の実験停止に喜んではいけない
NEC、パスポートを1度も見せず搭乗可能にする生体認証技術
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1117761.html
これはすごいですね。空港もだけど、中国みたいに駅も改札なしにしてほしい。こういう技術とブロックチェーン合わせたら、情報管理がしやすそう。
銀行は年内に"仮想通貨取引"を実用化する
http://president.jp/articles/-/24563
MUFJみたいな方向性だと、結局は電子マネーの延長線上ですね。中央銀行の管理なしで動く仮想通貨の本質をなしていないのでは。
北朝鮮「核実験場廃棄」表明、トランプ舞い上がっても日本が冷ややかな理由
https://www.j-cast.com/2018/04/21326751.html
もしICBMを完成させてるなら、実験停止しても北朝鮮側にデメリットは少ない。結局北朝鮮に有利な条件で進んでいますね。
【書籍レビュー】炎と怒り
トランプ政権の内幕を描いた、マイケル・ウォルフの「炎と怒り」を読みました。
作者が何人もの政権関係者に話しを聞いて書いた暴露本として話題になりました。
中でも、去年ホワイトハウスを去ったバノンによる暴露は大きな話題を呼びました。内容もバノン関係の話が多く、実施バノンという人がどのように動いていたのかに焦点を当てた本といっても良いでしょう。
トランプを含め周りの人たちがどのような考えで政策を決めているのか、そんな疑問が解決できる本です。
【心に響いた言葉】ウィリアム・シェイクスピア
望みなしと思われることもあえて行えば、成ることもしばしばある。
どんな目標も、まず目指すことから始めなければ成すことはできません。この当たり前を気づかせてくれる言葉です。
私も高校時代、自分の成績では到底無理と思われていた国立大への合格を決意しました。結果として合格できましたが、仮に不合格でもそれに近いレベルの大学には行けたでしょうし、高い望みを持つことに無駄はないと感じます。
【雑感】撤退戦における働き方とは?
先週の土曜から3日間栃木へ宿泊していました。
新幹線でロケ弁。
夜は治兵衛で食事。その後居酒屋でサザエなどをいただきました。
日曜の夜はアイローネでイタリア料理。
月曜の昼は蓮花茶廊で中華料理。
その後、大谷資料館へ行ってきました。地下は6度だったのでひんやりしていました。
夜はCAFETORAと居酒屋で焼き鳥。
そして火曜は、東京で落合陽一さんの講演に行っていました。
非常にラフな格好で登壇されていました。
講演では、今後人口減少とともに国内で撤退戦を戦う日本企業について話がありました。
人口減少期では、以前のような画一的で計画的な生産が成り立たないため、新しい戦略が求められるとのこと。
また、都市と地方によって働き方が変わることも重要視されていました。
就活に「絶対こうすべき」というものは無い、という言葉が特に印象的でした。例えば、今は人気が落ちている東芝や銀行でも、撤退戦の中で働いて力を伸ばしたい若者には良い選択だと仰っていました。
【映画レビュー】グレイテスト・ショーマン
「グレイテスト・ショーマン」を観ました。
アメリカで初めてサーカスを立ち上げた実在の人物をモデルに、その波乱万丈な人生をミュージカル風に映画にしています。「ラ・ラ・ランド」からのミュージカルブームに続く作品で、これからさらにミュージカルの映画が出てきそうな予感です。
ミュージカルだけあって音楽や映像は素晴らしかったです。ストーリーはシンプルですが、分かりやすいため心に響きます。「夢を追いかける」や「マイノリティの地位向上」など現代人にとって共感しやすいテーマになっています。
面白かったのは、下品なイメージがあったサーカスの汚名挽回に主人公が力を入れていたことです。オペラ歌手と契約するというシーンがあるのですが、実在のモデルもこのことをしていたそうで、サーカスの悪い印象は刷新されます。ビジネスにイメージや評判がいかに大切かを表していると思いました。